クレジットカードのリボ払いで商品券を買うのはお得か?徹底検証

2024/09/29

クレジットカードのリボ払いは、利用額を一定の月々の支払いに分割して返済する方法です。手元にまとまった現金がないときや、大きな買い物をしたときに便利な支払い方法ですが、利息がかかるため、使い方によっては高額な手数料が発生します。では、リボ払いを利用して商品券を購入するのは、果たしてお得なのでしょうか?この記事では、そのメリットとデメリットを徹底検証し、賢い利用方法を探ります。

■リボ払いの基本と利息の仕組み
リボ払いの最大の特徴は、毎月の支払い額を一定にできる点です。例えば、リボ払いで月々の支払いを1万円に設定した場合、利用額が10万円でも30万円でも、毎月の支払いは1万円(+利息)に抑えられます。しかし、元本の残高に対して利息が発生するため、長期にわたって返済を続けると、支払総額が大幅に増えることになります。

リボ払いの利息は、カード会社や利用者の信用状況に応じて異なりますが、年率15%前後が一般的です。このため、少額の支払いでも、支払い期間が長くなればなるほど、実際に支払う金額が増えてしまうのです。


■商品券の購入にリボ払いを利用するメリット
現金が手元になくても購入できる: リボ払いを利用すれば、手元に現金がなくても高額な商品券を購入できます。急な出費や、急遽贈り物として商品券を用意したい場合には便利です。

毎月の支払い負担を抑えられる: 毎月の支払いを一定額に設定できるため、家計の管理がしやすくなります。特に、ボーナス時期などにまとめて返済を行う計画がある場合は、支払い額を調整しやすいのが利点です。

リワードポイントの活用: リボ払いで商品券を購入する場合でも、クレジットカードのポイントやキャッシュバックが適用されることがあります。これにより、ポイント還元を得ながら購入できる点はメリットと言えるでしょう。


■デメリットと注意点
利息負担が大きくなる: 最大のデメリットは、リボ払いに伴う利息の負担です。商品券は金券として換金価値が高いものの、リボ払いの利息を加味すると、支払総額が商品券の額面を大きく上回ってしまう可能性があります。例えば、10万円の商品券を購入し、年率15%でリボ払いを利用すると、支払額は元本を含めて12万円を超えることもあります。

支払総額が見えにくい: リボ払いは、毎月の支払いが一定であるため、残債の総額や支払う利息が見えにくくなります。その結果、無計画な利用をすると、支払期間が長引き、予想以上の出費を招くことも少なくありません。

商品券の価値が目減りする可能性: 商品券には有効期限があるものも多く、期限を過ぎると無効になることもあります。支払期間中に商品券を使い切れなかった場合、利息だけを支払う形になる可能性もあるため、注意が必要です。


■まとめ
クレジットカードのリボ払いを利用して商品券を購入することは、場合によっては便利な手段ですが、利息負担が大きいため、慎重に検討する必要があります。どうしてもリボ払いを利用する場合は、無理のない返済計画を立て、できるだけ早期に繰り上げ返済を行うことで、利息を最小限に抑えることが重要です。リボ払いは便利な反面、使い方を誤ると大きな負担となるため、十分な注意が求められます。
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