クレジットカードの利用明細を見逃さないチェックポイント

2024/12/18

クレジットカードは便利な支払い手段ですが、その利便性に甘えて「利用明細を見ない」という人も少なくありません。しかし、明細を見逃すと、不正利用や無駄な支出を放置してしまう危険があります。今回は、クレジットカードの利用明細をしっかりチェックするためのポイントを解説します。

1. 明細は必ず月1回確認する習慣をつける
クレジットカード会社から毎月送られてくる利用明細書は、紙媒体のものだけでなく、オンライン上でも確認可能です。今は多くの人がWEB明細を選んでいるため、通知メールを見落としがちです。「毎月〇日」と決めて、必ず明細を確認する習慣をつけましょう。スマホのカレンダーやリマインダー機能を活用するのもおすすめです。

2. 利用履歴と支出額を照らし合わせる
明細には、日付、利用店舗、利用金額、合計金額などが記載されています。これを自分の家計簿やスマホアプリの支出履歴と照らし合わせることで、思いがけない支出や二重請求の発見に役立ちます。例えば、「こんなに使った覚えがない...」という項目があれば、カード会社にすぐ連絡をしましょう。

3. 不正利用の兆候に注意する
クレジットカードの不正利用は、たとえ1,000円程度の小額でも始まるケースがあります。知らない店舗名や、使った覚えのない金額が記載されていた場合、不正利用の可能性を疑いましょう。少しでも怪しいと感じたら、カード会社に連絡をして確認することが重要です。早期発見が被害拡大を防ぐカギです。

4. 定期的なサブスクや年会費を見直す
利用明細には、サブスクリプションサービス(定額制サービス)やクレジットカードの年会費も記載されています。例えば、「もう使っていないサブスクに毎月支払っている」などの無駄な出費がないか、定期的に見直すことが大切です。気づいた時点で解約手続きを行い、家計改善につなげましょう。

5. 外貨取引や手数料もチェック
海外旅行や外国のECサイトを利用した場合、外貨取引手数料が発生します。為替レートによる差額や手数料が不自然に高くなっていないか、しっかり確認しましょう。カード会社によって手数料率は異なるため、次回の海外利用時に備えて比較するのもおすすめです。

まとめ:明細チェックは未来の家計を守る第一歩
クレジットカードの利用明細をしっかり確認することは、無駄な支出を抑え、不正利用を防ぐ重要なステップです。「毎月、必ず見る」という習慣を身につけ、細かい支出も意識することで、お金の流れをしっかり管理できます。日々の小さな確認が、未来の大きなトラブル回避につながることを忘れずに、今日から明細チェックを始めてみましょう。
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