クレジットカードのリボ払いを利用する際のチェックポイント

2025/01/20

リボ払い（リボルビング払い）は、クレジットカードの支払い方法の一つで、利用額に応じた一定の金額を毎月支払っていく仕組みです。便利に見える一方で、その特性から注意点も多く、適切な利用には事前の確認が欠かせません。この記事では、リボ払いを選択する際に押さえておきたい主なチェックポイントを紹介します。

1. 利用額の管理方法を理解する

リボ払いでは、月々の支払い金額を一定に設定するため、高額の買い物をした場合でも一度に多額の出費を避けられるという利点があります。しかし、その裏には「利用残高が見えづらい」という落とし穴があります。自分がどれだけ使ったのか、残高がどれくらい残っているのかを把握しづらくなるため、定期的に明細書やカード会社のアプリを確認し、利用状況を把握する習慣をつけることが重要です。

2. 金利と手数料の仕組みを理解する

リボ払いの一番の特徴は金利がかかることです。通常、リボ払いでは利用額に対して年利15%前後の手数料が発生します。そのため、返済期間が長引くほど手数料が増え、結果的に支払い総額が購入価格を大幅に超えることも珍しくありません。リボ払いを利用する際は、「手数料がどれくらい発生するのか」を事前に計算し、無理のない範囲で利用することが大切です。

3. 上限額を確認し、計画的に利用する

リボ払いにはカード会社が定めた上限額があります。この上限を超えると、さらに別の支払い方法を検討しなければならない可能性が出てきます。また、上限額ギリギリまで使い込むと、返済が追いつかず、生活費に影響を及ぼす危険もあります。リボ払いを選択する際は、自分の収入や支出を見直し、どれくらいの金額までなら無理なく返済できるのかを冷静に考えることが必要です。

4. 緊急時の備えを持つ

リボ払いを利用している間に予想外の出費が発生することもあります。例えば、医療費や急な修理費など、追加の負担が発生した場合に備え、ある程度の貯蓄や別の資金源を確保しておくことが大切です。リボ払いを活用する際には、万が一のときにすぐ対応できるような体制を整えることを意識しましょう。


★まとめ

リボ払いは、一見便利に思える支払い方法ですが、その性質上、無計画に利用すると想定以上の出費を招く可能性があります。利用する前に、支払いの仕組みや手数料、利用上限をしっかりと理解し、自身の経済状況に合った範囲で活用することが肝要です。また、利用後もこまめに状況をチェックし、無理のない返済計画を維持することで、リボ払いのメリットを享受しつつ、トラブルを未然に防ぐことができます。
pagetop