クレジットカードで支払えないものリストとその理由を解説

2025/05/14

クレジットカードは非常に便利な決済手段ですが、すべての支払いに使えるわけではありません。意外な場面で「カード不可」となるケースも少なくありません。今回は、クレジットカードで支払えないものと、その理由について解説します。

◎クレジットカードが使えない主なケース

1.【税金・公共料金の一部】
多くの自治体や公的機関では、固定資産税や住民税などの一部税金支払いにカードが使えない場合があります。これは、決済手数料が自治体負担になるためです。代わりに、コンビニ収納代行や口座振替が一般的です。

2.【家賃や管理費】
物件によっては、クレジットカードで家賃を支払えないケースもあります。不動産会社や管理会社が、手数料負担を避けるためにカード払いを受け付けていないことが理由です。ただし、最近は家賃保証会社やサブスク型の家賃支払いサービスで対応しているケースも増えています。

3.【現金限定の店舗】
地方の個人商店や市場などでは、現金しか使えないケースが今でも多くあります。小規模店舗がカード決済端末の導入コストを負担できないため、現金決済が主流です。

4.【宝くじの購入】
宝くじや公営ギャンブルのチケット購入には、原則として現金払いが求められます。これは、クレジットカードでの借金がギャンブルに使われるのを防ぐためとされています。

5.【法的支払い(裁判費用など)】
裁判所の手数料や罰金などの法的支払いには、現金や銀行振込のみが基本です。法的な性質上、カード利用にリスクが伴うためです。

◎クレジットカードが使えない理由とは?

クレジットカードが使えない背景には、手数料の問題や社会的配慮が関わっています。例えば、クレジットカード決済には**加盟店手数料(2~5%)**が発生するため、これを負担したくない店舗や団体がカードを拒否するケースが多いのです。

また、ギャンブルや一部公共料金の支払いについては、カードの利用目的に制限が設けられていることが多く、カード会社や利用者保護の観点で制限されていることが理由です。

◎カードが使えない時の代替手段

カード決済が不可の場合、次の方法を検討しましょう。

現金払い:急な現金支出に備えて、少額でも持ち歩く習慣をつけましょう。

口座振替:公共料金や家賃などは、銀行引き落としが一般的です。

QRコード決済:キャッシュレス化が進む中、QR決済が使える店舗も増加中です。

◆まとめ:支払い方法を事前に確認しよう

便利なクレジットカードですが、全ての支払いに対応しているわけではありません。特に税金や公共料金、ギャンブル関連はカードが使えないことが多いため、あらかじめ支払い方法を確認しておくことが大切です。柔軟に対応できるよう、現金とキャッシュレス決済の両方を準備しておきましょう。
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