クレジットカードの"裏話"：元カード審査員が明かす審査基準のウソ・ホント

2025/06/09

クレジットカードを申し込む際、多くの人が気にするのが「審査に通るかどうか」。
ネット上ではさまざまな情報が飛び交っていますが、果たしてそれは本当なのでしょうか？
今回は、元カード会社の審査担当者の視点から、「ウワサの審査基準」についてウソ・ホントを明らかにします。

◎ウソ①：年収が低いと絶対に審査に落ちる？

これは一部ホント・一部ウソです。確かに年収は審査基準の一つですが、それだけで判断されるわけではありません。
審査では、「収入の安定性（雇用形態や勤続年数）」や「他社からの借入状況」「過去の返済履歴（信用情報）」が重要視されます。
年収が300万円以下でも、安定していて信用情報に傷がなければ通過する可能性は十分にあります。

◎ウソ②：フリーターや主婦は審査に通らない

これは完全にウソ。最近では、「配偶者の収入」や「扶養の有無」も加味して判断されるようになっています。
たとえば専業主婦の場合、配偶者が安定収入を得ているならば、限度額を抑えた発行が可能なケースもあります。
また、学生・フリーター向けのカードも多く展開されており、属性に合ったカードを選ぶことが通過のカギです。

◎ホント①：過去に滞納歴があると審査は厳しい

これはホントです。信用情報機関（CICやJICCなど）に記録されている滞納歴や強制解約歴は、最大5年間は審査に影響します。
特にスマホの分割払いの滞納など、"うっかり"が原因で信用を落とすケースが増加中。申し込み前に自分の信用情報を確認しておくと安心です。

◎ウソ③：審査は人の目で1件ずつ見ている

多くの人が信じているこのウワサ、実はほとんどウソです。
大手カード会社では、AIやスコアリングによる自動審査システムが導入されており、数秒で結果が出ることも珍しくありません。
ただし、条件に合致しない場合や情報に不備がある場合は、人の目で確認する"手動審査"に切り替わることもあります。

◎まとめ：ウワサに惑わされず、正しい知識でカード申し込みを！

クレジットカードの審査は"ブラックボックス"と思われがちですが、ポイントを押さえれば決して怖いものではありません。
審査で重要なのは、安定性・信用・情報の正確さ。ネットのウワサに振り回されず、自分の状況に合ったカードを選び、正しく申し込むことが成功の秘訣です。
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