クレジットカードと"健康ポイント"連携の最前線

2025/06/19

健康意識の高まりとともに、自治体や保険会社が提供する「健康ポイント制度」が注目を集めています。最近では、クレジットカードとこの"健康ポイント"が連携する新サービスが登場し、より手軽に健康促進と特典獲得が両立できるようになりました。今回は、この革新的な仕組みの最新動向をご紹介します。

◎"健康ポイント"とは何か?

健康ポイントとは、ウォーキングや健康診断の受診、特定保健指導など、健康に良い行動を取ることで貯まるポイント制度のことです。多くの自治体や企業が導入しており、貯めたポイントは商品券や電子マネー、地域通貨などと交換可能。
近年では、スマホの歩数アプリやウェアラブルデバイスと連携する形での運用も進んでいます。

◎クレジットカードと健康ポイントがなぜ連携するのか?

クレジットカード会社が健康ポイントと連携する目的は主に以下の3つです。

・ユーザーの行動データ活用によるサービス最適化
・カード会員の健康促進による医療コストの削減(特に保険連携カード)
・健康意識の高い層への新たな付加価値提供

たとえば、健康アプリと連動したクレカ決済でポイントが2倍になる特典や、歩数目標の達成で年会費割引が受けられる仕組みなどが登場し始めています。

◎先進事例と今後の可能性

実際に導入が進んでいるのが、「健保連携型クレジットカード」や「フィットネス提携カード」。これらは、月間歩数や体重記録、健康診断結果などを登録・共有することで、クレカポイントや特典と連動。
今後は、健康診断の予約までカードアプリで一括管理できる機能や、予防医療行動を評価するインセンティブ設計も予定されています。

◆まとめ:健康と消費をつなぐ、新しいクレジットカードの形

クレジットカードは「支払いの手段」から「ライフスタイルのサポーター」へと進化しつつあります。健康行動を後押ししながら、ポイントや特典という形で具体的なメリットが得られるこの新たな取り組みは、今後ますます広がっていくでしょう。

"歩いて得する"、そんな時代はもうすぐそこです。今のうちに、健康ポイント連携型のクレジットカードをチェックしておくのも賢い選択かもしれません。

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