学生が使うクレジットカード、親の審査視点とリアル事情

2025/07/03

大学生や専門学生になると、オンライン決済や旅行、サブスク利用などでクレジットカードの必要性が高まります。しかし、未成年〜20歳前後の学生がカードを持つには、親の視点と審査の理解が不可欠です。

◎学生本人に収入がないと審査は通らない?

実際のところ、学生が単独でクレジットカードを作ることは難しいのが現実です。
一般的に、18歳以上でアルバイト収入があれば「学生専用カード」などで審査に通る可能性はありますが、安定収入がない場合は"親権者の同意"が必須です。

そのため、カード会社は申し込み時に「親の収入や職業、本人との関係性」も確認しています。
親の視点としては、**「子どもが計画的に使えるか」「支払い能力があるか」**が最大の判断材料になります。

◎親が不安視するリアルなポイント

リボ払いの仕組みを理解しているか
 →分割と混同し、無計画に使う学生も少なくありません。

使途の管理ができるか
 →ゲーム課金や深夜通販など、想定外の出費に対する心配があります。

万が一の延滞時、親に請求が来ること
 →親が保証人になる場合、信用情報に影響することも。

◎親子で"ルール作り"をしておくのが安心

学生カードは、利用限度額が5万円〜10万円程度と低めに設定されており、安全性は高めです。
とはいえ、親子で事前に以下のような約束を決めておくと安心です。

利用明細を一緒に確認する

分割・リボの利用は原則NGにする

月々の利用上限を決めておく

◆まとめ:学生カードは"金銭教育"のチャンスでもある

学生にとってクレジットカードは単なる決済手段ではなく、金銭管理を学ぶ入り口でもあります。
親としては、「使わせるか迷う」よりも「どう使わせるか」を考えることが大切です。

審査視点を知った上で、計画的な利用と親子の信頼関係があれば、学生カードは非常に有益なツールになります。
将来のためにも、早めに"使い方の基本"を教えておきましょう。
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